概要
当院では、脂肪腫の摘出手術を行なっています。
組織学的な確定診断のため、病理検査を行う場合もございます。
ご予約当日に手術ができる場合がほとんどですが、診察の結果、後日の手術になるケースもあります。
脂肪腫でお悩みの方はどうぞお気軽にご相談下さい。
皮膚・皮下腫瘍摘出手術では、良性の皮膚・皮下腫瘍全般の摘出手術を行なっています。
ほくろ(色素性腫瘍)・粉瘤(アテローム)・脂肪腫・疣贅(イボ)・骨腫瘍・筋腫などです。
費用について
種類 | 費用 |
---|---|
脂肪腫の手術 | 本人負担額は6,000円~15,000円程度 (保険適応3割負担の方) |
リスク・副作用
症例集
症例1
背部の脂肪腫のケース
数年前から背部に脂肪腫があり、徐々に増大してきました。
今回、当院にて摘出手術を行いました。
手術においては、なるべく小さな切開で脂肪腫を摘出するようにしています。
施術前
背部に7cm大の脂肪腫を認めました
デザイン
約15mmの切開
手術中
手術中
脂肪腫を摘出直後
摘出された脂肪腫
縫合直後
短い縫合ですみました
症例2
背部右側の皮下腫瘍(脂肪腫)のケース
直径4cm大の皮下腫瘍に対して、形成外科的な手技を用いて、1cm程度の皮膚切開で切除した症例です(通常は直径4cm程度の切開をすることが多い)。
手術前
デザイン
粉瘤摘出
縫合直後
摘出された脂肪腫
直径4cm程度
症例3
前額部脂肪腫のケース
前額部生え際の皮下に脂肪腫を認めました。
手術では、脂肪腫の直上ではなく、髪の生え際を切開することにより、手術後の傷跡をできるだけ目立たなくするように工夫しました。
このように、形成外科的に髪の生え際を切開することで、抜糸後の傷跡が目立ちにくい利点があります。
デザイン
局所麻酔注射
脂肪腫の摘出1
脂肪腫の摘出2
摘出された脂肪腫
縫合直後
抜糸直前
抜糸直後
テーピング
肌色のテープで、このテープの上からお化粧が可能です。
症例4
前額部脂肪腫のケース
直径25mm台の皮下腫瘍を認めました。
腫瘍中心部から生え際まで30mm程度です。
このケースでも、生え際に10mm程の切開線から腫瘍を切除し、前額部に傷痕を残さないようにしました。
このように形成外科的手術においては、腫瘍を切除することはもちろんのこと、手術後の傷跡が目立たなくしています。
特にお顔の手術においては、気を付けて行っています。
手術前
直径25mm台の皮下腫瘍。弾性柔で、やや可動性あり。
大きさは直径25mm程
生え際から腫瘍中心までが約30mm
腫瘍を摘出しているところ
摘出された脂肪腫
縫合直後
腫瘍があった部分はほとんど分からない。
抜糸直後
切開部の傷痕以外まったくわからない
症例5
左肩甲部の皮下腫瘍(脂肪腫)
直径6cm大の皮下腫瘍(脂肪腫)に対して、1cm程の切開で摘出した。
デザイン
手術直後
摘出した脂肪腫
症例6
大腿部の皮下腫瘍(脂肪腫)
脂肪腫の場合、このように切開する長さをなるべく短くしている。
手術前
デザイン
脂肪腫の摘出
縫合直後
摘出された脂肪腫
抜糸直前
症例7
前額部皮下腫瘍
前額部の皮下腫瘍の切除を行った。
生え際にある4cmの脂肪腫を1cmの切開線で形成外科的に傷跡分からないように手術を行いました(通常の手術では腫瘍と同様の長さの切開線です)。
手術前
デザイン
摘出した腫瘍
手術直後
抜糸直前
抜糸直後
症例8
左眉毛上部脂肪腫のケース
左眉毛上部の皮下に脂肪腫と思われる腫瘍を認めました。
手術では、まず腫瘍の直上ではなく、眉毛の上縁を切開し、腫瘍を確認しました。
腫瘍は脂肪腫であったので、この切開線からすべて摘出しました。
このケースでも、腫瘍直上を切開することなく、手術できました。
デザイン
腫瘍摘出直後
縫合直後
摘出された脂肪腫
抜糸直前
抜糸直後
症例9
左鼠径部脂肪腫のケース
長径5cm大の脂肪腫を切除しました。
切開は、鼠径ラインに沿って2cmほどとしました。
このように、大きな脂肪腫も形成外科的に手術することにより、
切開を小さく、またキレイに縫合することができます。
手術前
デザイン
切開線は約2cm